放射線治療の勉強でオススメ本5冊をピックアップ!

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みなさん、こんにちは!いわたろです。

 

今日は放射線治療の勉強の助けになる本を何冊かピックアップしてご紹介したいと思います!

放射線技師の仕事は多岐にわたりますが、その中でも様々な知識を要求される仕事といえば、ダントツで放射線治療かと個人的に思います。

一般撮影なら骨の構造や撮影法、様々なサインを学習すれば良し。

MRIなら撮像原理から画像解剖、読影の知識もあればなお良し。

といった具合かなぁなんて思います(たぶんもっと覚えることはあると思うけど)。

 

じゃあ放射線治療はというと、照射方法の種類様々な治療装置の理解線量の測定法がんに関する知識とそれらに対する治療法といった具合に、全く別々のベクトルの学習が必要になってくるわけです。

人の命を救う仕事なわけだから、それぐらい勉強して当然と言われればそれまでですが、実際のところなかなか大変であるかと思います。

 

放射線治療に関する知識をすべて一冊に載せている本というのはなかなか存在しないです。というのも学ぶべき内容がそれぞれあまりのもジャンルが違いすぎているからです。なので基本的に放射線治療に関する本は各ジャンルごとに分かれて販売されています。

そのすべてを集めるのは大変なので、今一番自分が必要としているジャンルのものから買っていくことをお勧めします。

 

 

学生の方、これから放射線治療の業務に携わっていく方にはこれ!

診療放射線技師国家試験に向けて勉強中の学生さんや、これから初めて放射線治療の業務をすることになった放射線技師の方にはこの『放射線治療基礎知識図解ノート』がオススメです!

さきほど、放射線治療に関することがすべて書いてある本は少ないと書きましたが、実はこの本はほぼすべての内容が書いてあります!といっても各ジャンルに特化した本にはさすがに情報量は劣りますが、正直この一冊あれば国家試験は問題ないと思いますし、放射線治療の業務をこなしていくうえでも充分助けになると思います。

なによりこの本は読み手のことをちゃんと考えていて、非常に理解しやすいです。

 

放射線治療の業務が慣れてきたらこの本!

放射線治療技術の標準』は先ほどの『放射線治療基礎知識図解ノート』の内容をより深く書いてあるような本であるというのが個人的な印象です。なので学生さんはまだ読まなくていいような本じゃないかなぁとは思いますが、放射線治療業務に携わっている技師さんは仕事をしていくうえでこの本の内容を理解するのは必須かもしれないです。

かくいう僕はまだ全然理解できていないのですが(笑)

 

 

放射線計測系に関してはこの本がバイブル!

外部放射線治療における水吸収線量の標準計測法(標準計測法12)』。通称12法。日本医学物理学会から発行されているいわずと知れた計測系のバイブル的存在です。

この本で是非読んでいただきたいのは、第1章から第7章までの本編・・・ではなく、その後ろの付録です。付録ってきくとなんだかオマケ感がありますが、実はページ数は本編よりも付録のほうが多いです。放射線治療の仕事をしているとどんどん疑問や気になる事がでてくるのですが、そのほとんどはこの付録で解消されます。

この本はおそらく自分で買わなくても職場においてあると思いますので、仕事の合間に読むのがいいかもしれませんね。

 

品質管理/品質保証に関してはこの本!

リニアックのQA/QCについてはこの『放射線治療の精度管理と測定技術』を読むのがベストです!

放射線治療をしていくうえで必ず行わなければならないQA/QC・・・。各測定項目に関して、「どうやって測定するのか」「どの頻度で行うべきなのか」「この測定から何がわかるのか」「一般的な許容値はどのくらいなのか」といったことがQ&A形式で書いてあります。画像もたくさん載っていて分かりやすいですし、Varian、Elekta、Siemensのリニアックはそれぞれ構造が違うので測定の仕方も違ってくることがあるのですが、丁寧にそれも書いてくれています。

 

治療計画についてはガイドラインを読む!

この『放射線治療計画ガイドライン』は主に治療計画を行うドクターや医学物理士の方が読むべき本ではありますが、放射線技師もこの本を読んでおいたほうがいいと思います。

様々な病気に対する治療計画の指針が書いてあり、「なんで先生はこんなにフィールドを広げるんだろう」とか「どういった目的の治療なんだろう」とか、そういった疑問はこのガイドラインを読めばきっと解消されます。各組織がコンツールされたきれいなアトラスも載っていますし、各疾患の理解も深まります。それに標準的な治療法やフィールドを知っていれば、ヒューマンエラーの発見につながるかもしれませんし、読んでおいたほうがいい一冊です。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

放射線治療に限らず、各分野の学習というのは骨が折れますが、勉強した分仕事が楽になりますし、自分の仕事へのやりがいもより一層感じると思います。

時間はたくさんありますし、焦らずに何日もかけて一冊の本を読んでいくくらいのペースでちょうどいいんじゃないでしょうか?

 

では、今日はこのへんで!